パスモ「iPhone対応」、私鉄陣営は次に何を狙う

スイカに遅れた理由は「定期券対応の難しさ」

10月6日に新宿駅で開いたPASMO(パスモ)のApple Pay対応発表会(記者撮影)

交通系ICカードのスマホ対応がさらに進化した。

関東の鉄道事業者やバス事業者が参加するPASMO(パスモ)協議会は10月6日、非接触型交通系ICカード「パスモ」がアップル社の電子決済サービス「Apple Pay(アップルペイ)」に対応したと発表した。

これによって、アップル製のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」や腕時計型ウェアラブルコンピューター「Apple Watch(アップルウオッチ)」で、パスモによる支払いや定期券の購入などができるようになった。さらにパスモの専用アプリをダウンロードすれば、オートチャージのサービスも設定できる。

パスモ陣営の悲願達成

この日、新宿駅のコンコースで開催された発表会には、新宿エリアに乗り入れる小田急電鉄、京王電鉄、西武鉄道、東京メトロ、都営地下鉄の新宿エリアの管区長が出席し、くす玉を割ってサービス開始を祝った。

同サービスはグーグルの基本ソフト(OS)「Android(アンドロイド)」を搭載したスマホで今年3月から一足先に対応しているが、アンドロイドとアイフォーンの2大OSに対応させることはパスモ陣営の悲願だった。

交通系ICカードで先行しているのはJR東日本のSuica(スイカ)である。2001年のサービス開始以来、着実に勢力を拡大し、2020年3月末時点の発行枚数は8273万枚だ。

次ページモバイルSuicaユーザーも使える?
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事
  • iPhoneの裏技
  • 就職四季報プラスワン
  • スージー鈴木の「月間エンタメ大賞」
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
中国を知り尽くす異能の外交<br>官 垂秀夫 新中国大使

中国に幅広い人脈を持ち、アグレッシブな仕事ぶりで知られてきた垂秀夫・在中国大使。世界情勢が激動する中で国力差が開く日中関係をどう舵取りするのでしょうか。中国が最も恐れる男が日中関係のリアリズムを語ります。

東洋経済education×ICT