息子の荷物で自宅が「倉庫化」する親達の苦悩 読み終えた本やスーツケース等が送られてくる
正当化するような意見もあった。
「これ仕方ない面もあるよ。都市部だと親の世代は庭付き一戸建てに住んでるけど、今の世代は庭なし一戸建てやマンションがせいぜいじゃんね。ちょっとぐらい置かせてくれよ」
倉庫にするなら、金を払って欲しい
親に甘えるのをやめて、レンタルルームを借りるべきという意見もあった。また、置かせてもらうかわりに、親にお金を支払っている人も。
「私の親は金とる。月5万とるよ。金払って置いてもらってる」
このような「実家倉庫問題」に対する大半の意見は「やめるべき」であった。その主な理由は、親元から独立したのであれば、荷物についても自身で責任を持てというものだ。
ほかの理由も紹介したい。
親が高齢の場合、子どもの荷物につまづいて転倒し、骨折したことで、そのまま「寝たきりってパターンも多いから、家は少しでもすっきりさせたほうがいい」
また、親が死亡してから、実家の処分や遺品整理に苦労するとも。「回り回って自分に跳ね返ってこない?」。
なお、家族とはいえ、他人の所有物を、勝手に処分した場合、法的な責任が生じる可能性がある。民事上は損害賠償責任を負うことも。刑事上は、器物損壊罪に当たることもある。
最後になるが、「実家」だけが倉庫代わりにされて迷惑しているわけではなかった。
「旦那が実家から義母のお古の調理器具やら家電やらいろいろもらってくる。正直めっちゃ迷惑」
「夫の漫画200冊を義両親が私の実家に送りつけてきたときは引いた」