子の習い事の辞め時を決める2つの判断基準 「途中で辞める」ことへの子の抵抗感をなくそう

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そこで、本人のやる気以外に、わが家が習い事を続ける基準にしてきたことを2つを紹介します。

1:習い事の先生が子どもにとっての「メンター」になっているか

習い事の先生は、子どもたちにとって家族や学校の先生以外で密にやり取りをする貴重な「大人」。家庭や学校という日常以外で憧れであり、頼りになる大人が身近にいることはとっても重要なこと。習い事を通じて価値観を得られたり、悩みごとの相談に乗ってもらったり……。

先生が子どもに目を配っていない、(親と先生が関係を築けていても)子どもと先生がいい関係を築けていない習い事は、続ける価値が低いと判断しています。

いつ「好きなもの」に出会うかわからない

2:「ちょっと休憩」しても、また再開したい熱意があるかどうか

その習い事をやめようかどうか迷っている、あるいは「続けたい」というよりも「辞めること」に対して子どもが抵抗を感じている場合、わが家では適当な理由を作って「1カ月習い事休憩」期間を作りました。子どもも、自分以外の理由で習い事から離れるので、抵抗を感じづらいようです。

例えば、親がその習い事にハマる・やる気があって、子どもが辞めることを言い出せないケースもにも有効かと。1度思い切ってその習い事から離れてみて、1カ月後に「またやりたい」と感じれば、その習い事は本物。やる気がないものに関して、子どもは1カ月離れたらだいたい忘れているし、すんなり辞められます。

息子が野球に出会えたのは10歳過ぎてから(写真:Domani)

長男にとっての野球は、いい師に出会え、ケガで2カ月休んだときも早く再開したくてたまらなかった習い事。親の負担も大きいですが、ようやく好きなことに出会えたようでうれしいです。

3歳からさまざまな習い事を始め、現在取り組んでいる野球に出会えたのは10歳を過ぎてから。いつ「好きなもの」に出会えるかはわからないものだなと感じています。

子どものやる気があって、相性のいい先生が見つかることがいちばん。それらを見つけるためにも、合わない習い事は辞めて、次を見つける! 子どもの習い事の辞め時、みなさんはどう考えますか?

福吉彩子(ふくよし・あやこ)
2児(男児・女児)の母。外資系企業で15年働き、独立。現職はフリーのマーケティングコンサルタント。メークセラピストの一面ももち、自宅でレッスンを行っている。「ワーママ・オブ・ザ・イヤー2016」受賞者。
Domani
ドマーニ / Domani

仕事をする女。そして母。ふたつの顔を持つ女性のためのファッション誌です。

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