米アップル1─3月期は4.6%増収 iPhone販売好調、株式分割も発表

拡大
縮小
 4月23日、米アップルが発表した1─3月期決算は、売上高が4.6%増の456億ドルとなった。写真は同社のロゴ。サンフランシスコで昨年11月撮影(2014年 ロイター/Stephen Lam)

[サンフランシスコ 23日 ロイター] - 米アップルが23日発表した1─3月期決算は、売上高が4.6%増の456億ドルとなった。市場予想の約435億ドルを上回り、年末商戦期以外の四半期としては過去最高を記録した。

同社はまた、2015年末までにさらに300億ドルの自社株買いを行うとともに、株式1株を7株にする株式分割を実施すると発表した。株主への利益還元要求に応えるとともに、アップル株の魅力を個人投資家にも広める狙いがある。

アップルは四半期配当を約8%引き上げ、1株3.29ドルとすることもあわせて明らかにした。

1─3月期のスマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)「iPhone(アイフォーン)」の販売台数は17%増の4370万台。3800万台程度を見込んでいた市場予想を大きく上回り、売上高を押し上げた。

ルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)はロイターに対し、アイフォーン販売は幅広い市場で増加したとしたが、とりわけ日本、大中華圏(グレーターチャイナ)で販売が伸びたと明らかにした。NTTドコモ<9437.T>、中国移動(チャイナ・モバイル)<0941.HK>が最近アイフォーン販売を開始したことが追い風となっている。

台湾、香港を含むグレーターチャイナの売上高は13%増の92億9000万ドル。日本は26%増の39億6000万ドルだった。

決算発表を受けて、アップル株価は時間外取引で7%急伸し、561.51ドルをつけた。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT