「短期的には新造船などの供給要因よりも、荷動きの変動の要因が大きい」と商船三井の田中利明・鉄鋼原料船部長は指摘する。鉄鉱石の最大輸入国である中国では、月によって輸入量が半減することもある。「年間ではこれだけ増えると読めても、数週間単位で巨大なボリュームが増減すれば、市況を動かす」(同)。
季節要因もある。鉄鉱石を産出する豪州やブラジルは南半球にあり、12~4月ごろが雨季。雨が降ると採掘現場はぬかるみ、ダンプカーも動けない。一方、買い手の中国は2月前後が旧正月で、やはり生産活動が止まる。「雨季の影響と旧正月が重なると、市況下落も大きくなる」(同)。
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