安達祐実が「ドラマ界で絶大な支持集める」理由 童顔で老成「安達祐実最強説」が浮上している
「好きな女優は?」と聞かれて、「安達祐実」と胸を張って答えられる男はどれくらいいるだろうか。
子役時代の活躍があまりに輝かしくて、今でも代表作とあの決め台詞がついて回る(タイトルとそのセリフは意地でも書くまい)。幼少期から脚光を浴びてきた安達には、どうしても「幼女」のイメージがつきまとう。
そんな安達を「好きだ」と言うには相応の覚悟が必要だ。個人的には彼女の幼女的魅力よりも、そういう視点ではない「女優・安達祐実」のファンはもっと増えてほしい。
というのも、ここ数年の安達は、女優の「格」を見せつけてきたから。確かな演技力には絶大な安心感がある。その場にいる女優陣が視界に入らなくなるほど、凄みや悲しみや怒りといった感情を全部安達がかっさらっていく。視聴後の感想が「やっぱ安達祐実すげえな!」となる。
原稿のネタとしてドラマ鑑賞ノートを書いているが、安達礼賛の文言がこの数年で3回も残っていた。そんな安達の、ここ数年の出演作を振り返ってみよう。
「アダチママ」としての礎
実際、安達自身も2児の母となっている。母になったから母の演技が素晴らしい、なんてことは決して言わない。母であろうがなかろうが関係ない。女優・安達祐実がすごいのである。
ママ友地獄を描いた「名前をなくした女神」(フジ・2011)と「マザー・ゲーム」(TBS・2015)に出演。似たようなドラマだったが、どちらも追い込まれる母親の役で、物語を「劇的」に引っ張る存在だった。
「名前をなくした女神」では、主人公(杏)がママ友社会の難しさに落ち込んでいるときに、寄り添って励ましたのが安達だ。息子の写真をブログに載せたら、一緒に写っていた女児の写真が違法サイトに転載されてしまい、ママ友から村八分にされている。しかも、その後自殺をはかるという衝撃の展開。アダチママは初回からいろいろと背負わされるのである。
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