ベストセラー脳科学者が強くダンスを推す理由

「ブレイン・ルール」に見る人生を楽しむ秘訣

ダンスを踊ることが脳の健康維持に役立つという(写真:Fast&Slow/PIXTA)
人生100年時代の最大の脅威の1つが、アルツハイマー病などにかかり、脳の健康を損ねることだろう。
そんな不安を解消し、脳の健康維持に役立つ翻訳書がこのほど刊行された。ジョン・メディナ博士による『ブレイン・ルール 健康な脳が最強の資産である』だ。メディナ博士の既刊本は、世界累計で100万部を突破しているという。
当記事では、今回翻訳刊行された『ブレイン・ルール 健康な脳が最強の資産である』の中から、とくに興味深いと思われる指摘を、要約してお届けしよう。

ダンスが脳に魔法をかける

「踊って、踊って、踊りまくろう!」――人間の脳の発達や精神障害の遺伝学的研究を専門とする世界的な脳科学者ジョン・メディナ博士は、脳の機能を強化するために「ダンスを踊ること」を猛烈に勧めている。

『ブレイン・ルール 健康な脳が最強の資産である』(書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら

ダンスを通して他者と交流することが、脳の老化を防いで、認知機能を向上させるトレーニングとなり、ひいては感染症などにあらがう免疫系を高める効果にもつながるというのだ。

目下、新型コロナウイルスのために自宅での待機を余儀なくされ、運動不足気味の日々を過ごす人も多いだろうと思うが、ダンスなら家族で屋内でもできそうだ。ダンスと脳の機能との間には、一体どんな関係があるのだろうか。

メディナ博士の著書『ブレイン・ルール 健康な脳が最強の資産である』によると、60歳から94歳までの健康な高齢者を、半年間、週に1時間のダンス教室に参加させたところ、脳に強力な魔法がかかったように身のこなしが変わり、考え方も変化したという。

具体的には、脳の認知機能が13%向上、手の協調運動が8%向上、姿勢保持力やバランスも25%向上。反対に、ダンスをしなかったグループではこれらの能力が下がったというから、その価値は大きい。

次ページネガティブな人間関係があると傷の治りが遅い
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • ボクらは「貧困強制社会」を生きている
  • 若者のための経済学
  • 本当に強い大学
トレンドライブラリーAD
人気の動画
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
ネットで生卵がメチャメチャ売れる驚きの理由
ネットで生卵がメチャメチャ売れる驚きの理由
やる気を削がれる人と奮起する人の決定的な差
やる気を削がれる人と奮起する人の決定的な差
「名岐アパレル」で連鎖倒産、産地の厳しい現実
「名岐アパレル」で連鎖倒産、産地の厳しい現実
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
サプライズと配当成長株で勝つ<br>株の道場 成長先取り編

菅首相の退陣決定を受け、東証株価指数が31年ぶりの高値へ急騰。日経平均株価も3万円を超えました。本特集では9月17日発売の『会社四季報』秋号を先取りし、上方修正期待の大きいサプライズ銘柄を抽出。株価上昇を享受する方法を会得しましょう。

東洋経済education×ICT