JR中央線に登場、「駅そばロボット」の腕前は?

東小金井駅で淡々とそば茹でる「寡黙な職人」

「駅そばロボット」は、そばを茹でる・ぬめりを取る・締めるの3工程を担う(写真:コネクテッドロボティクス提供)

ついに未来がやってきた。

駅の立ち食いそばを、ロボットが作っている店がある。
そのロボットが働くのは、JR中央線 東小金井駅構内にある「そばいちnonowa東小金井店」。リニューアルオープン初日の3月16日、店内に入るとすぐ目の前の厨房内で、ロボットが動いていた。

ロボットというと、一般的には人型ロボットを想像しがちだが、こちらで働くのはアーム型ロボットの、通称「駅そばロボット」。壁から生えた黒くたくましい腕が動き、淡々とそばを茹でる様は、まるで寡黙な職人のようだ。

そばいちは日本レストランエンタプライズ(NRE)が経営する駅そば店。かつお節とさば節の旨みをあわせた出汁と、店内で茹で上げる本格「生そば」が売りで、女性にも入りやすい雰囲気である。都内に8店舗あり、新宿店は中央線沿線住民の私もよく利用している。ちなみに一番人気はかき揚げそば。カレーライスもなかなかおいしい。

編集部注:日本レストランエンタプライズ(NRE)は4月1日にジェイアール東日本フードビジネスと合併し、新たにジェイアール東日本フーズとして発足しましたが、記事では取材時に合わせ、NREと表記します。

東小金井店には初めて来たが、ロボット設置のために2カ月ほどかけて店舗を改装し、この日リニューアルオープンした。外観は、フランスのカルチェラタンを意識しているそう。駅そばロボットは、こちらで4月15日までの約1カ月間、毎日修業……いや、稼働している。

さっそくロボットが作ったそばを食べてみたい。そばいちのこだわりの「生麺」を、ロボットはうまく茹でられるのだろうか。

センサーに反応してロボットが動き出す

店内左側に券売機が設置されている。支払いにはSuicaなど交通系ICカードが使え、食券を買うと、厨房のモニターに注文が反映される。券には整理番号が書かれていて、できあがるとその番号が店内のディスプレイに表示されるので、自分で受け取りに行く仕組み。最近、マクドナルドなど、ファストフード系でこの方式をよく見かける。

しかし券売機とロボットは連動しているわけではない。

注文が入ったら、まず人間が、そばの入ったビニール袋を破り、「てぼ」(そばを茹でる金網)に麺を入れる。そこまでは人間の手助けが必要だ。てぼがセットされると、センサーに反応してロボットが動きだす。麺を茹で、洗って(小刻みに揺すって)ぬめりを取り、冷水で締めて水切りをする。その間、100秒。

目の前のディスプレイに100の数字が表示され、カウントダウンが始まる。ロボットの動きを見ているとあっという間なので、待たされた感はない。

ロボットの作業が終わったら、人間が麺を器に入れ、つゆを注ぎ、トッピングを上にのせてできあがる。ロボットと人間の協働、まさに未来だ。

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