先進国とは真逆を行く「日本のヤバい小学校」 隣国の悪口を吹き込まれる、組体操は要注意

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あの学園は「政治とお金がらみ」でずいぶん話題になりましたが、それ以前に、私はテレビ画面から伝わってくる学園の教育に疑問を持ちました。

園児の行動が不自然なほどビシッとしていましたし、「教育勅語」をあの年齢の子どもたちが暗唱させられているという不気味さ。さらに気持ち悪かったのは、同学園が悪い意味で世に知れわたる前、その教育を「すばらしい」と絶賛していた政治家夫人や著名人がいたことです。そこに深い闇を感じます。

ちなみにその「愛国的」な教育の中で、隣国である韓国の悪口を吹き込まれることもあったようです。そのため、家族旅行で韓国へ行くときに身体の具合が悪くなった園児もいたといいます。他国の悪口を子どもに吹き込むなど言語道断です。

「訓練型の教育」に感心してはいけない

とにかく懸念されるのは、4〜5歳の子どもに対して軍隊のような教育を行っていたことです。親の側からすれば「あの幼稚園に入れていたら、子どもがいつの間にかビシッとしていた」とか、「大人も言えないようなすごい内容のもの(例えば「教育勅語」)を覚えていた」とか「口答えをしなくなった」などの「効果」を喜ぶ人もいたのでしょう。

しかし、「子どもたちの足並みがビシッとそろっている」だとか「威勢のいいあいさつをしている」だとか「すばらしい行進をしている」などの大人が感心することの背景には「訓練型の教育」があるということを忘れてはいけません。

今、世界の先進国の学校では「子どもの自主性を大事にすること」が主流になっています。先生に従順な生徒を育てるスタイルはもちろん、スパルタ的な指導もなくなりました。

しかしニッポンでは、ひと昔前に戻ったかのような「暗記型の教育」、そして「先生の言ったことに従うだけのスパルタ教育」を施していた森友学園のような幼稚園が一時期とはいえ親御さんや著名人などに支持されていた事実がある以上、日本は世界の先進国とは真逆の方向に向かっていると言われても仕方ないでしょう。

なぜ、「ブラックな幼稚園」に出会わないことを強調するかというと、子どもの精神はもろいからです。ここでのトラウマを一生引きずるかもしれません。

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