プリウスが抱える懸念、中古車でも人気沸騰だが電池劣化がアキレス腱に?
トヨタ自動車のプリウス人気が、中古車にも波及している。
初代発売から12年が経過し、今年5月のモデルチェンジで旧型から新型への乗り換えが進んだことで、コンスタントに台数が増え出した。一方、3代目の新型プリウスは依然として半年以上の納車待ちが続く。待ちきれない消費者が即納車できる中古プリウスに流れ、供給、需要双方がにわかに活気づいているのだ。
「I市からお越しの鈴木様、平成21年型プリウスSツーリング、ご成約されました」。9月下旬、中古車大手のガリバーインターナショナルが千葉県内で開いた「ハイブリッドカー展示即売会」。会場には、売買成立を知らせる放送がひっきりなしに流れた。新車価格245万円の新型プリウスSツーリングが、300万円前後で次々売れていく。新車価格327万円の最上位モデルには370万円の値札。消費者は高額なプレミアムを払うことをいとわない。
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