スズキ「2代目ハスラー」乗って感じた最新進化

「軽SUV」としての存在感が大きくなった

2019年の年末にフルモデルチェンジを果たしたスズキの「ハスラー」(筆者撮影)

スズキの軽自動車でありSUVである「ハスラー」が2代目となった。ハスラーは同社の軽自動車である「ワゴンR」の利便性と、同「ジムニー」をイメージさせる4WD性能を掛け合わせたこと、そしてわかりやすいアイコン的なデザインが主なヒット要因となり、2014年1月から2019年12月末までのおよそ6年間で累計48万1283台を販売した。

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2代目は初代の利便性や走行性能を正常進化させ、アイコン的なデザイン路線はそのまま踏襲。確かに、画像で確認する限りは初代の面影を色濃く残すが、間近で見て触れてみるとけっこうな違いがある。

それを一言で表現するなら“立派になった”。言い換えれば軽SUVとしての存在感が大きくなったともいえる。

ちゃんと使える道具感が増した

もっとも、ボディサイズに制約がある軽自動車だから立派になったとはいえ物理的な限界はある。そこで2代目ハスラーでは、ボディ四隅やバンパーエンドなどの処理に適度な角をもたせつつ、初代と同じウインカー一体型丸目ヘッドライトながらウインカー部分の張り出し面積を増やして目力を向上させた。

2代目ハスラーはカラーバリエーションも豊富だ(筆者撮影)

また、初代から採用されている2トーンボディカラーの配色部分を変更し、同時にBピラー(前席と後席の中間にある柱)をボディと同色にすることで、角張らせたドア形状をことさら強調した。総じて筆者には、タフなイメージをグッと強めて、ちゃんと使える道具感が増したように感じられた。

スズキ開発陣によると、2代目の開発コンセプトは初代からの“遊べる軽”をそのままに、その枠組みを次の5つの領域で拡大したという。①デザイン、②パッケージング・ユーティリティ、③安全性能、④基本性能・走行性能、⑤ナビゲーションシステムの5つだ。このうち本稿で述べたいのは③、④の2点で、中でも④の両性能が格段に向上したことで③の安全性能のうち運転支援技術の精度が上がっているところに注目した。

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