YouTuber宮迫と江頭2:50の明暗が別れた訳 お笑い界イチの嫌われ者がなぜ人気に?
ユーチューブでは、撮影スタッフとの掛け合いもあるが、基本的には江頭のフリートークがメイン。地上波の番組では、とにかく暴れているような印象が強いが、ユーチューブでは“トーク”で笑いをとっている。
「俺はやりたいことは全部やってやる! 面白いことを全部やってやる! 99人嫌っても1人が笑ったらそれで勝ちじゃねぇか!」
江頭は1回目に投稿した動画でそう叫んだ。
日本の人口は現在1億2700万人。彼のチャンネルの登録者数は146万人なので、すでに100人に1人以上が彼に笑っている計算だ。
「僕も取材したことがありますが、すごくしゃべってくれるし、面白いことを言ってくれる。芸人さんはみんなそうですけど、そのなかでもとくに目の前にいる人をとにかく楽しませよう、飽きさせないようにしようというサービス精神があります。
オリンピックの会場に現れ、テレビに映り込んだときも話題になりましたが、それでテレビに映るとか有名になるとか見返りがある行動ではない。なんの見返りもないかもしれないけど、これで楽しんでくれる人がいれば……という純粋な気持ちでやっていると思うんですよね。
そういったいつも全力投球というスタイルが、みんなに伝わっていて、信頼されている。また、ユーチューバーには過激なことをやって人気になった人が多いですが、芸風としてそういった人たちの先駆け的な部分もある」(ラリー遠田氏)
江頭のユーチューブデビューについて、ネット上ではほとんど“アンチ”コメントが見当たらなかった。
《こんなん応援しないわけないやろwww》
《あれもだめこれもだめのクソみたいな世の中生きづらい世の中で救世主現るです》
《エガちゃんってやっぱ、弱い者の味方なんだよな。誰かのために一所懸命。だからいつもブレないし、背負うものが違うのが伝わる。》
《どんな人にも勇気と希望を与えてくれる凄い芸人さんなんだなぁ》
発言と行動に一貫性のない宮迫
一方、多くの批判を集めたのが、“復帰”の場所をユーチューブに求めた雨上がり決死隊の宮迫博之だ。
「ユーチューブでの江頭さんと宮迫さんの評価はまったくの真逆といった形ですね。あれだけゴールデンのバラエティー番組で活躍し、またチャンネル開設時にも話題になった宮迫さんのチャンネル登録者数は47万人です。1回目の動画こそ再生数は400万回を超えましたが、その動画は低評価が多数集まる結果に。それ以降の動画の再生数も、江頭さんには及びません」(前出・スポーツ紙記者)