美人女子大生が、タイで起業家になったワケ 日本で働かず、即、海外へ飛び出す20代の心境

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私も、人材紹介や飲食店というビジネスをやりながら、次はどんなことができるかをつねに考えています。まだやれることがあると思うので」

目標は「できるだけ早く、セミリタイアすること」

親日国と言われるタイ・バンコクで、挑戦を続ける小田川さん。彼女が起業したもうひとつの理由は、セミリタイアという大きな目標があることだ。

「当初は40歳が目標でしたが、今はもっと早く、できるだけ早くにセミリタイアしたいと考えています。そのためにも、失敗してもやり直せる今のうちに、さまざまなことに挑戦したい」

異国での起業というハードルがある一方で、未開拓の市場があり、アイデア次第で店舗や会社を大きくできるという可能性にあふれるのが、現在の東南アジアなのだろう。現在3社を経営する彼女の目は、すでに次の仕事に向かっている。

「今、北海道の研究所と一緒に化粧品ブランドを作ろうとしています。自分のブランドを作りたいのです。デモの影響でビジネスマッチングが中止になったり、日本ではありえないようなことも起こるバンコクですが、可能性はたくさんある。

20代の女性がバンコクに来て起業しているのは珍しいようで、応援してくれる人が多いですし、これからもっともっと頑張りたいと思っています」

中国では、女性和僑も増えているように感じるが、今後、東南アジアでどうなるか。20代の先陣を切って進む彼女の姿は、多くの人の参考になるはずだ。

藤村 美里 TVディレクター、ライター

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ふじむら みさと / Misato Fujimura

都立国分寺高校、早稲田大学卒業後、テレビ局入社。報道情報番組やドキュメンタリー番組でディレクターを務める。2008年に女児出産後、視点が180度変わり、児童虐待・保育問題・周産期医療・不妊医療などを母親の視点で取材。2013年に退社し、海外と東京を往復しながらフリーで仕事を続けている。Twitter @MisatoFujimura 

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