お金が貯まらない人の「冷蔵庫」はここが問題だ ケチらずに食費を減らせる冷蔵庫の使い方

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まず見やすさについて島本さんは、「今ある食材を把握しやすければ、気づかない間に野菜が傷んだり、食べ忘れたりするのを防げます」と話す。

見やすい冷蔵庫は野菜の傷みに気づけて、食べ忘れも防げる(写真:安部まゆみ)

また、冷蔵庫内で散らばりやすい調味料や使いかけの野菜などはまとめておくこと。見落として同じものを買うのを予防し、使いかけの食材を優先的に使おうという意識も生まれる。

最後に取り出しやすさも重要だ。重い容器同士を重ねたり、冷蔵庫の奥に食材をしまい込むと、それだけで手が遠のき、余らせがちになる。

そもそも、冷蔵庫の扉を20秒開けていると庫内の温度が10度ほど上がってしまう。見つけやすく取り出しやすいことは、冷蔵庫の開閉時間の短縮になり、電気代の節約にもつながるのだ。

パンパンに詰め込まない

では具体的にどうすればいいのか。島本さんに、場所ごとのコツを教えてもらった。

まず冷蔵室の場合。スペースが広い分、見落としが発生しがちだ。

冷蔵室はスペースが広い分、見落としが発生しがち! (写真:安部まゆみ)

見落としを防ぐためには、

①パンパンに詰め込まず、収納量自体を7割くらいにして見やすくすること。可能なら棚板の奥行きを半分にして死角を減らそう。

②早く食べたほうがいい作り置きおかずは、中身が見える透明な容器に入れること。さらに冷蔵室の真ん中に置いて、食べ忘れを防ごう。

③一緒に使うもの、例えば朝食のバター、ジャム、ヨーグルトなどは1つのトレイにまとめておくこと。取り出しやすく、残量が把握しやすくなるので、無駄を防げる。

ドアポケットは調味料や飲み物を入れて、余分買いを防ぐ工夫を(写真:安部まゆみ)

次にドアポケット。ここは開閉による温度変化が激しいため、生鮮食品の保存には不向きだ。調味料や飲み物を入れて、使い忘れや余分買いを防ぐ工夫をしよう。

ポイントは、

①使用頻度が低いものには、開封日を書いたシールなどを貼っておくこと。ものによるが、2〜3カ月以内に使い切るよう意識を。

②行方不明になりやすいチューブ調味料などは1カ所にまとめること。在庫を把握して、余分に買ってしまうのを防ごう。

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