お金が貯まらない人の「冷蔵庫」はここが問題だ ケチらずに食費を減らせる冷蔵庫の使い方
『ハルメク』の読者に「節約したいお金、したくないお金」というアンケート調査をしたことがある。「節約したくないお金」の1位は、「食費」だった。主要読者は50~70代ということもあり、「もう量はさほど食べないから、少量でもおいしいものが食べたい」「仕事や子育てが終わり、生活の楽しみは食べることだからケチりたくない」「健康が何より大事だから、多少高くても体にいいものが食べたい」といった理由が並んだ。しごくもっともである。
しかし実は、「節約したいお金」でも、食費は毎回、上位に入る。「世帯の人数が減ったのだから食費も減らしたいが、意外と減らない」「年金生活で貯金を減らさないために、身近なところから節約したい」などの声が多い。
「お金が逃げない冷蔵庫」3つの条件
食べるものはケチりたくない。でも食費は減らしたい。ある意味、相反する2つのニーズをどう満たせばいいのか――。そこで目を付けたのが、冷蔵庫の使い方である。
「冷蔵庫の奥で青菜がしなびている……」「あれ? 使いかけのからしのチューブが2本も」。実はこうした積み重ねが食費のムダを生むと、料理研究家でラク家事アドバイザーの島本美由紀さんは言う。「横浜市の調査によると、買ったのに使いきれずに捨てた食材や食べ残しなどを合わせると、年間で一人当たり2万2000円分に及ぶそうです」。
ということは、食品そのものはケチらずとも、食べきれずに捨てたり、忘れていて腐らせたり……というムダを出さないように心がければ、年間数万円もの食費を節約できる、ということになる。
そんな「お金が逃げない」冷蔵庫の条件として、島本さんが挙げるのは「見やすい」「まとまっている」「取り出しやすい」の3つだ。
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