では、氷河期世代の問題はなくなったのかといえば、もちろんそうではない。若年者の就業状況を長年研究してきた労働政策研究・研修機構の堀有喜衣・主任研究員は「団塊ジュニアを含む氷河期世代では、非正規雇用者数のボリュームが大きいこと、正社員といっても賃金などの条件がほかの世代より悪いことが課題として残る」と指摘する。

正社員の賃金水準を見たのが上図2だ。氷河期世代の年収は、10年前、バブル世代が同じ年齢だったときと比べ、40万~80万円少ない。就職難だった氷河期世代は、相対的に賃金の低い中小企業への正社員就職が多かったためと考えられる。
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