意外と取っている「加工食品中の砂糖」の弊害

まずは7日間「砂糖抜き」をやってみよう

加工食品に含まれる糖を食べすぎると、コカインやアルコールの依存症患者の脳内に見られるのと似た変化が起きる可能性があり、それが甘いものを欲する人が多いことの理由の1つになっている。

では、加工食品に含まれる糖の摂取を減らすにはどうしたらいいのだろうか。まず第1歩としてお勧めなのが「7日間シュガー・チャレンジ」だ。1日ごとに新たな戦略で加工食品に含まれる糖の摂取を減らそうという取り組みで、1週間後には健康的な食習慣をいくつか身に付けられるようになっている。

食品ラベルを見るときの注意点

まず手始めに朝食から糖の摂取を減らしてみよう。朝食は1日のうちでも最も糖分の高い食事になりがちだ。糖を含む飲み物をやめ、加工食品よりも加工・精製の度合いが低い食品を食べよう。そうすれば糖の摂取量は大きく減るはずだ。デザートがどうしても欲しいなら、果物を食べよう(ただし糖分の塊であるブドウを除く)。ほかのタイプのデザートは週1回だけと我慢したほうがいい。

それから食品のラベルを見るときは、見慣れない名前を使っている糖に気をつけよう。「加工食品に入っている糖は『ブラウンシュガー』『てんさい糖』『アガベネクター』『蜂蜜』など、さまざまな名前で書かれていることを念頭に置くべきだ」と語るのは、ハーバード大学公衆衛生大学院栄養学部のフランク・フー学部長だ。

「だがこうした名前にだまされてはいけない。いずれも加工食品に使われている糖であることに変わりはなく、代謝に同じような影響を与え、カロリー増のもとになる」

加工食品に含まれる糖を断つのは容易なことではない。最初の5日間は、甘いものが欲しくてたまらなくなるだろう。複数の研究によれば、夕方はとくに甘いお菓子の誘惑に負けてしまいがち。要注意だ。

だが我慢していれば、すぐに甘いものへの欲求は消える。前よりもエネルギーにあふれ、集中力が高まり、イライラしない自分に気づくはずだ。体重減というおまけもつくかもしれない。

(執筆:Tara Parker Pope記者、翻訳:村井裕美)
(c) 2019 New York Times News Service

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