期せずして「水の専門家」になった男の仕事観

あちこちを回っているうちに問題が見えてきた

「水って場所によって味が違うんだ」から始まった、「水ジャーナリスト」橋本淳司さんの思いとは(写真:news HACK by Yahoo!ニュース)
オリンピック水泳会場の問題から台風時の注意喚起まで、水問題を広く発信する「水ジャーナリスト」の橋本淳司さん。講演や授業を通して国や子ども、市民などを対象に水リテラシーの普及活動にも取り組まれている、橋本さんの活動に対する思いを聞きました。

「日本一おいしい浄水場」から始まったキャリア

――水に興味を持ったきっかけは何ですか?

群馬県の出身で、学生の時に東京に来たら、水の味が違ったんですよ。東京の水が今ほどおいしいといわれていない時期で、「水って場所によって味が違うんだ」と思ってハッとしたのが一番のきっかけです。

本記事はnews HACK by Yahoo!ニュース(運営:ヤフー)の提供記事です

それで全国の浄水場を訪ね始めたのですが、当時は学生なので相手にされませんでしたね。

ある時、「日本一おいしい浄水場」のチラシを見かけて、「ここなら飲ませてくれるだろう」と青森の横内浄水場まで行きました。実際に飲ませてくれて浄水場の人に日本一おいしかったかと聞かれたときに、実家・東京の水・横内浄水場という3つの中では一応一番おいしかったので「一番おいしい」と答えました。そしたら「お前はわかっている」と言われ、あちこちの浄水場に手紙を書いてくれて「行け」と言われました。

その後、行く先々で「日本一おいしい」と言いまくることになるんですけど(笑)。この調子のよさが道を開きました。

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