スワボーダ氏が「開発」した金管ラップのプログラム “Brass Rap” は”音楽の歴史、音楽のサイエンス、全部の金管楽器についてのお話をラップでパフォーマンスするというのが織り込まれた30分間のプログラム”というものだ。
その誕生の過程は意外なものだった。
5分のパフォーマンスをやってみて、小学校3年生のクラスでやったときにどう反応するか実験し、スベるのかウケるのかその都度確かめたという。
こうして丹念に「現場でのチェック」を経てパーツが作り上げられていった Brass Rap はある時ついにある楽器工房を通じて全米の楽器店に周知され、当然のことながらどの学校でも大変な評判を呼び、スワボーダ氏は引っ張りだこで、家を引き払うことになるほど、その後数年間で全米を飛び回ることになった。
音楽家たちにも顧客視点は非常に重要
「よい商品を作る」プロセスのお手本のような実話である。
音楽家たちは、「顧客の反応」を確かめながら「商品=コンサート、録音etc……」を作り上げるという発想をどれほど持っているだろうか?
学ぶことがたくさんあるはずだ。
