万年ダイエッターが間違えている「減量」の根本 今年こそやせたい人の失敗しないダイエット

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ただ、数値目標やペース配分以上に大切なことがあります。それは「やせて何がしたいのか」「どんな生活を送りたいか」ということです。これはダイエット成功の絶対条件です。ただ「3㎏やせたい」だけを目標にしていると、達成後に安心して元の生活に戻り、ダイエット前より太ることにもなりかねません。

3㎏やせたいのはなぜか、3㎏やせていたときは何があったのかを考えていくと「24インチのパンツがはけた」「もっと自分に自信があって、いろいろなことにチャレンジできていた」など具体的に思い浮かんでくるでしょう。ぜひ「やせて何がしたいのか」を考えてからダイエットに挑戦してください。

毎日どのくらいカロリーを抑えればいいのか

ダイエットしているからといって食事量を急激に減らすのは、挫折の一因なのでおすすめしません。食事量を一気に減らすのではなく、運動と食事で、1日の総摂取カロリーをダイエット前より500㎉程度少なくするほうが無理なくきれいにやせられます。

難しく考えることはありません。ダイエット前よりも摂取カロリーを少し抑えたり、消費カロリーを少し増やしたりすれば難なくクリアできます。例えば、お菓子やデザートを少し控えることでも十分。プリン1個を食べるのをやめれば、300㎉程度は減らせます。残りの200㎉は運動したり基礎代謝を上げたりすれば消費できるのです。

もちろん、どうしても甘いものがほしいときもありますよね。そんなときは血糖値の上昇がゆるやかな低GI値機能性食品のプロテインバーなどを選びましょう。こういった食品は、たんぱく質・控えめな炭水化物・脂質が合わせてとれる「複合炭水化物」です。複合炭水化物は糖のほかに食物繊維などの栄養素がたくさん連結してできているため、消化に時間がかかるというメリットがあります。逆に、まんじゅうやケーキなどは20分ほどで消化され、血糖値をドンと上げるので避けましょう。

甘いものを食べるときは、それを半分にして14時と15時の2回に分けて食べるのがおすすめです。2回に分けると、一気に食べるときの2倍の時間、内臓が働いてくれます。すると必然的に消費エネルギーも大きくなるのです。こうした間食のとり方をすれば、血糖値が急に上がったり下がったりせずゆるやかに変化するので、脂肪になりにくいのです。

次ページ「停滞期」の乗り越え方
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事