2065年、日本の人口ピラミッドはどうなるか 中低所得国では増えるが日本は1億人を切る

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逆ピラミッドの割合がさらに増加

現在は、70歳くらいと45歳くらいにピークがありますが、2040年には「頭でっかち」の逆ピラミッドになります。2065年には、「頭でっかち」の度合いがもっと顕著になることがわかります。

そしてこうした傾向は、出生率が高まったとしても、あまり変わらないこともわかります。

このことが、日本の将来の労働力や社会保障制度などを考える場合に、重大な意味を持つことになります。

こうした問題について、これから考えていくことにします。

(次回に続く)

野口 悠紀雄 一橋大学名誉教授

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のぐち ゆきお / Yukio Noguchi

1940年、東京に生まれる。 1963年、東京大学工学部卒業。 1964年、大蔵省入省。 1972年、エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。 一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、一橋大学名誉教授。専門は日本経済論。『中国が世界を攪乱する』(東洋経済新報社 )、『書くことについて』(角川新書)、『リープフロッグ』逆転勝ちの経済学(文春新書)など著書多数。

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