京都市民が嘆く「舞妓パパラッチ」の悪行三昧 観光客は舞妓にとって「危険な存在」でもある

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この歩道拡幅が行われたのは2015年。これは外国人観光客による「爆買い」が流行語となり、45年ぶりに訪日外国人旅行者数が出国日本人旅行者数を上回った年である。そして、世界で最も影響力があるといわれるアメリカの旅行雑誌『トラベル+レジャー』において、バルセロナ、ローマ、フィレンツェなどキラ星のような世界的観光都市を押さえて、2年連続で京都が人気観光都市ナンバー・ワンに選ばれた年でもある。

つまり四条通の主役交代劇は、世界的な京都観光ブームの盛り上がりと、奇跡とも必然ともいえる絶妙なタイミングでシンクロした出来事だったのである。これは京都にとって象徴的な転換点といえるだろう。

京都は今や「史上空前の観光ブーム」

この四条通は京都の中心部であり、京都駅に次ぐ交通の要衝である。今や通り自体が大きなバスターミナルの様相を呈し、多くのバス停のルーフが軒を連ね、そろいのゼッケンをつけた係員に誘導されながら、長い行列に並んだ大荷物の観光客たちが次々にバスの中に吸い込まれていく。ひっきりなしにバスはやってくるが、運んでも、運んでも、運ばれるために集まってくる観光客の行列は絶えない。

窓越しにバスの車内をのぞくと、ラッシュアワーでなくとも立錐の余地もないすし詰めである。そうして毛細血管を走る赤血球のように京都の隅々にまで観光客を送り込んでいく。

「乗れないし、1度乗ったら降りられない」そんなふうにもいわれるバスの混雑と、それをさばく手際のよさ。京都の顔・四条通は、今や史上空前の観光ブームに立ち向かう京都の奮闘ぶりが垣間見られるスポットの1つとなっている。

とはいえ、歩道を歩いていると、人の波である。たった数年前までは歩道の幅がこの半分ほどしかなかったことなど、今となっては到底信じることはできない。

「歩いて楽しめる」という京都市の掲げたコンセプトどおり街を楽しみながらゆったり歩く観光客たちを(視界の死角から膝を攻めてくる彼らのキャリーケースに注意しつつ)追い抜き、すり抜けながら、懐かしの縦スクロール・シューティングゲームのように進んでいくことになる。

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