星野リゾートがハワイで打つ「米国温泉」の布石 念願の世界チェーンへ、北米進出に足がかり
「アメリカで初めての運営拠点。1960年代のミッドセンチュリーハワイアンな雰囲気をすごく出している」
高級ホテル・旅館を運営する星野リゾートの星野佳路代表は、世界的リゾート・ハワイへの進出に期待感をにじませた。
10月9日、星野リゾートはアメリカのハワイ州ホノルル市街の人気ホテル「ザ サーフジャック ホテル & スイム クラブ」の運営に乗り出すと発表した。星野リゾートにとって、アメリカで初めてのホテル運営となる。
古き良きサーフィンカルチャーを体現
サーフジャックはワイキキビーチから徒歩圏内の好立地にある。館内には地元のアーティストが手がけた装飾を随所にちりばめ、「古き良き時代のサーフィンカルチャー」(星野代表)をコンセプトとしている。アイコンはフォトジェニックなプールで、多くの利用者がインスタグラムに「#surfjackhotel」とハッシュタグを付けてプールの写真を投稿している。
館内のダイニング「マヒナ&サンズ」でも、ホノルル出身のシェフがハワイ産のオーガニックな食材を厳選し、「アイランドスタイル」というハワイ特有の料理を提供。星野リゾートが重視する「ご当地感」に富んだホテルだ。
ホテルは2020年1月15日に「星野リゾート サーフジャック ハワイ」へブランドを変え、現在の従業員を引き継いで再開業する。客室数は112室で、公式サイトにおける宿泊料金は1室約2万円(2019年11月)となっている。
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