ジム・ロジャーズ「大暴落時こそ、株を買え」

金融危機が再び起これば大儲けのチャンスだ

ロジャーズ氏は言います。

「株を買うときは、誰もが絶望に打ちのめされ、『株の話などもうごめんだ。聞きたくもない』などと口にしているときがいい。そうしたときの株式市場は底であり、上がるのを待つだけだ」

「上がるのを待つ」というのも、なかなか難しいかもしれません。日本株の場合、リーマンショックのときに安く買えましたが、上がるまでにかなり時間がかかりました。その間に、震災もありました。上がるまで持ちこたえた人は多くないでしょう。実際、日本株を持っていた多くの投資家はパニックになりました。しかし、そうした絶望にさいなまれたときにこそ、株を買わなければならないのです。

安く買えれば、大やけどのリスクが小さくなる

シンガポールなどアジアの富裕層はリーマンショック級の大暴落を待ち構えています。強気(ブル)相場の今は、キャッシュポジションを高めています。大暴落時に備えて、株、不動産、会社などを安く買うためです。

ロジャーズ氏はこう説明します。

「安く買うことのメリットは、たとえ予想が外れたとしても大損をすることはない点にもある。今、政情不安が続くベネズエラに投資をするのであれば、おそらく一文なしになるほどの損害を受けることはない。すでに悲惨な状態で、相当安くなっているのだから」

高いときに買えば、もし半値になったりするとリスクは大きくなりますが、十分に安いときに買えば、半値に下がったとしても大きな損害を負いにくい。投資家として一番重要なことは「負けないことだ」というわけです。ただし、ただ単に安いだけで「上がらないもの」を買っても意味がありません。大きく上がるものを安く買うには、どうすればいいのでしょうか。

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