カドカワが武蔵野線「東所沢」に拠点を置く背景 「ところざわサクラタウン」とはいったい何か

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所沢というと市内全体が西武グループの牙城というイメージがあるが、サクラタウン建設地である東所沢は西武線沿線ではなく、JR武蔵野線の駅である。

東所沢の駅前通り。西松屋、しまむら、バーミヤンなどのロードサイド店が点在する(筆者撮影)

ここに西武所沢駅から鉄道でアクセスするのは案外面倒で、所沢駅からは西武バスに乗っていくのがいちばん便利なようだった。所沢駅東口からバスに揺られて約25分。東所沢駅前に着いて、そこからは徒歩で現地に向かうが、東所沢駅付近の所沢駅前とはまったく違う雰囲気にかなり戸惑った。

JR沿線なので、西武グループ色は皆無。駅前は商店もまばらで人通りも少ない。本当にこの先に「サクラタウン」の建設現場が実在するのだろうかといぶかしく思いながら、ロードサイド店が点々とする駅前通りを歩む。

約10分で到着する

約10分で東所沢公園という鬱蒼とした木々に囲まれた公園に至ると、そこを抜けた先にいきなり巨大な「サクラタウン」の建設現場が現れ、意表をつかれた。

現地にたどり着いて改めて、この郊外感に満ちた場所に新たなKADOKAWAの一大拠点ができることを意外に思った。所沢駅や航空公園など所沢の中心地の駅付近でもなく、周りは畑や民家の中に突如現れるといった感じなのだ。

ところざわサクラタウンの建設現場(筆者撮影)

現在ネット上では「ところざわサクラタウン」のホームページを見ることができる。その内容によると、図書館・美術館などが複合したミュージアム、ジャパンパビリオンと呼ばれる大小2つのホール、33室のホテル、武蔵野の食材を用いたレストラン、未来型書店、イベントを行う野外テラスのほか、KADOKAWAの新オフィスや、書籍の製造・物流工場がこの場所にできるという。

プロジェクトのジェネラルプロデューサーは、藤本正人所沢市長とKADOKAWAの角川歴彦会長。プロジェクトに助言を与えるアドバイザリーボードには、作家の荒俣宏氏、編集工学研究所所長の松岡正剛氏、建築家の隈研吾氏、西武ホールディングス社長の後藤高志氏など、そうそうたるメンバーが就いている。

角川武蔵野ミュージアム 内観予定図(画像:KADOKAWA提供)
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