東京近郊の目立たなくて残念な「ミニ路線」10選 日帰りで楽しめる私鉄や三セクの名脇役

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6)京王動物園線

多摩動物園へのアクセス路線として、京王線高幡不動から分岐する。複線用の用地は確保されているものの最近の状況からすれば複線化は、将来もほぼないと思われる。

かつては新宿からの直通電車が土休日は頻繁に走っていたが、現在では朝1本急行が走るのみだ。並行して多摩都市モノレールが走るようになったこともあり、利用者は減少傾向だ。

7)東急こどもの国線

横浜市青葉区と東京都町田市にまたがる自然公園「こどもの国」へのアクセス路線として、田園都市線長津田から分岐するミニ支線。

東急こどもの国線の「うしでんしゃ」(編集部撮影)

横浜高速鉄道が第三種鉄道事業者として施設や車両を所有し、東急が第二種鉄道事業者として運行を行う形を取っている。

2000年に通勤線化され、途中に恩田駅が設けられた。隣接して長津田車両工場がある。目下、ラッピング車両として「うしでんしゃ」を運行している。

「日本一短い鉄道」

8)芝山鉄道

京成線の東成田と成田空港の反対側にある芝山千代田を結ぶ第三セクターの芝山鉄道は、日本の第一種鉄道事業者としては路線総延長が最短距離の鉄道である。

日本一短い芝山鉄道には乗車記念証明書まである(筆者撮影)

「日本一短い鉄道」を売りに乗車記念証明書も配布しているほどだ。

芝山千代田からは、京成線に乗り入れ、さらに先の都営浅草線の西馬込まで直通する電車も一部設定されている。

朝夕は上野行きが走るが、昼間は40分ごとに京成成田―東成田―芝山千代田を9分で走破する。九十九里方面への延伸構想があるものの、工事は行われていない。

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