「プライドが高い人」を傷つけずに説得する方法 積極的に「相手の言い分」を引用していこう
3つ目。「バカ」との話し合いの中では、積極的に相手の言い分を引用していきましょう。
相手の言い分に自分の意見が反映されたという事実は、きわめて聞き手のプライドを満足させるものです。
同じ話を前々回の感情的になった相手を動かす場合でも紹介しましたが、感情的な相手はある意味では「バカ」でもありますから、同じテクニックが有効なのです。復習すれば、次のような言い回しです。
「○○さんがご不満に思っていた~という点は、実は私も同感でして」
「先ほどうかがった~というご意見から見ましても」
「先ほどの~というご提案は、大変参考になるものでして」
このような殊勝な言い回しは、バカを動かすうえでは必須になります。
いちばんのゴールは
以上の3つを守って交渉説得を行えば、「バカ」相手でもプライドを傷つけないままに、こじらせることなく、相手を説得することができるでしょう。
最後に本当のことを言えば、「バカ」というのはテーマや話題によっては、いつ自分自身がそれになるかわからないものでもあります。そう考えれば、相手を一方的に論破したりして、プライドまで傷つけてしまうのは、ちょっと人としての優しさが足りません。
それよりは、相手もご満悦で、こちらの言い分も通る。こんな形を作るのが、やはり一番平和な解決方法でしょう。
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