NTTドコモ、純増数で2年ぶりに首位奪還 12月の携帯純増数のキャリア比較
[東京 10日 ロイター] - 携帯電話大手3社が10日発表した2013年12月の携帯電話契約数によると、新規契約から解約を差し引いた純増数で、NTTドコモ<9437.T>が2年ぶりに月間首位を奪還した。
13年の年間ベースではソフトバンク<9984.t>傘下のソフトバンクモバイルが6年連続で首位、KDDI<9433.t>は同じ番号のまま携帯電話会社を変えられる番号継続制(MNP)で首位を維持した。
ドコモが月間純増数で首位になったのは11年12月以来。ドコモは27万9100件となり、ソフトバンクの22万4300件、KDDI<9433.t>の22万2600件をそれぞれ5万件超、上回った。スマートフォン(スマホ)の売れ筋である米アップル
ただ、MNPによる転出入数では、ドコモは5万1000件の転出超過と59カ月連続のマイナスだった。今年度ではマイナス幅が最も小さくなったが、プラスに転じるまでには至らなかった。KDDIは4万3300件の転入超過で27カ月連続首位。ソフトバンクは9400件の転入超過だった。
年間首位、純増がソフトバンク、MNPはKDDI
2013年の年間ベースでの純増数は、ソフトバンクが343万7700件(12年は348万6700件)となり、6年連続で首位となった。KDDIは279万9700件(同251万9300件)、ドコモは119万4000件(同136万4000件)だった。
年間でのMNPは、KDDIが96万2100件の転入超過だった。同社の昨年実績は93万3000件で、MNPが通年で寄与した07年以降、携帯大手3社の中で過去最高を記録していたが、今回もそれを更新した。ソフトバンクは46万8200件(12年は39万3300件)の転入超過だった。
一方、ドコモは143万4000件(同131万3200件)の転出超過だった。「iPhone」の発売を開始した9月までの顧客流出が大きく響いた。同社はMNPが通年で寄与した07年以降、転出超過の状態が続いており、過去最大の流出となった。
(白木真紀 編集:山川薫)
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