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医者の数は「田舎に少なく」「都会に多い」のウソ 埼玉県の医師数は「鳥取の半分」程度しかない

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イギリス人ノンフィクション作家のマット・リドレーが書いた『進化は万能である』という本があります。

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著者はその中で、なんでも見通せる神や優秀な官僚のような空想上の存在が世の中をデザインして動かせばうまくいくと人間は考えがちだが、それは妄想にすぎないと痛烈に批判しています。

歴史の流れをよく見てみると、むしろ予想もされなかった有象無象の試みが下から湧き上がり、たくさんの中からボトムアップで自然淘汰され、最終的に生き残った事象によって世の中は進化していく、と説いています。

誰かがデザインしたとおりに世の中ができあがったのではなく、自然淘汰を経て生き残り、進化した結果が社会の仕組みのあり方にも当てはまるという見方です。

医師業界の抱える課題

医師不足・偏在の問題も、中央からの政策を押しつければうまくいくとは限りません。さまざまな地域の多様な試みや模索を許容し、予想もつかない方法を進化させて育てる考え方もあっていいのではないでしょうか。

この問題に関連する医師の長時間労働も、依然として解決する見込みがありません。医師の仕事が知的労働だとすると、医師不足を補うためにサービス残業を増やすことは生産性を下げ、医療事故が発生するリスクが高まることを意味します。

どうすれば医師の生産性を上げられるのか、グローバル化した情報社会に即した新たな知恵が必要とされると思います。

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