日本人の8割!「ねこ背」が体調不良の元凶だ

ねこ背の仕組みを知り、自宅で対策しよう

そういう人たちを診察すると、まず太ももの前側の「筋肉がひどく強張っている」ことが目につきます。強張りとは、筋肉が縮んだ状態でなかなか伸びず、スムーズな伸縮機能が働いていないシグナルです。それがひどい状態へと発展してしまうと凝りに悪化します。

当然ですが、筋肉が伸びなければ、関節の可動域が狭くなります。そうすると、正しい姿勢が保てなくなり、気づかないうちに悪い姿勢のままバランスを取るようになります。こうして人はねこ背になっていくのです。

要するに、筋肉の強張りこそが、ねこ背の第一歩を引き起こしてしまっているのです。ねこ背の人は筋肉の縮まった可動域内でしか全体のバランスを取っていません。すると、どうなると思いますか?

いつの間にか、ねこ背が徐々に体に形状記憶されていき、それがいちばん楽な姿勢に変わってしまうのです。

もちろん、本人にその意識はありません。しかし、一度ねこ背が形状記憶されてしまうと、どんなに自分が正しい姿勢に戻そうと努力をしても簡単には治りません。部分的に少しくらい強張った筋肉を伸ばしたりほぐしたりしたところで「ねこ背の状態で体全体のバランスをとってしまっている」ため、治すことは難しいのです。

だからといって、忙しく働いている日本人にとって、筋肉の強張りをほぐすため、毎日全身マッサージに時間をかけるなんて現実的ではありません。せいぜい週1か2くらいのものです。

ねこ背は骨盤の歪みから起こっている

具体的に、ねこ背の特徴をいくつか挙げてみましょう。

・背中が全体的に丸まっている
・肩が前に出ている
・顔が出ている
・お腹が緩んでポッコリしている
・お尻が出っ張ったり、へこんだりしている
・足の親指が床から浮いている…etc.

見た目には、上半身にねこ背の特徴が現れているように見えます。しかし、ねこ背は人間の土台を支える「骨盤」に原因があることがほとんどです。

例えば、骨盤が前に倒れたり後ろに倒れたり、右にねじれたり左にねじれたりすることで、結果としてそれを補うように下半身に歪みが生じたまま、上半身は「凸凹の法則」によってバランスをとっています。

だから、上半身の症状が目に止まりやすいのです。そうなると、筋肉は正常な状態ではなく、緊張状態に陥っているので強張りを感じています。何よりも、骨盤を正しい位置に戻すことこそが正しい姿勢への第一歩なのです。

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