寺田心くん「ブックオフ店員」CMが好感のワケ アマゾンCMは有名タレントを起用せず人気に
春の新展開が続々ランクイン
調査期間中に東京キー5局でオンエアされた3399作品のうち、『ハズキルーペ』の新作が作品別CM好感度1位に輝いた。これまでCMに出演していた舘ひろし、武井咲、小泉孝太郎に加え新たに松岡修造が登場し、さらに豪華な顔ぶれとなった。
渡辺謙と菊川怜が出演していたCMを思わせる内容で、小泉の演出に沿って松岡、武井、舘がステージの上で商品をアピールする内容となっている。松岡が「本当に世の中の文字は小さすぎて読めない!」と叫んだり、舘が「ハズキルーペ、大好き」と手でハートマークを作ったり、女性たちが次々と尻で商品を踏んで「きゃっ」と飛び上がったりするもので、コミカルなストーリーを展開した。
モニターからは「妙に気になる」「わざとらしさが面白い」「オーバーすぎるCMだが、つい見入ってしまう」といった感想が寄せられ、数多く放送されるCMの中でもひときわ異彩を放っている。
4位には、4月1日の発売に合わせCMを開始した花王の『アタックZERO』がランクイン。同社が独自に研究開発した洗浄基剤「バイオIOS」を主成分とする衣料用濃縮液体洗剤で、“アタック液体史上最高の洗浄力”を実現したという。同商品の発売に伴い、既存の『アタックNeo』シリーズ商品はすべて販売終了となったことからも力の入れようは推して知るべしだ。
CMには洗濯を心から愛している者だけで結成された謎の社会人サークル「#洗濯愛してる会」の5人が登場するフレームを立ち上げた。そのメンバーである松坂桃李、菅田将暉、賀来賢人、間宮祥太朗、杉野遥亮という人気俳優が名を連ね、彼らが商品の洗浄力について熱く語り合う様子を描いた。40代主婦を筆頭に女性から高いCM好感度・購買意向を獲得しており、商品の売れ行きにも期待がかかる好結果となった。
注目は2作品がそれぞれ9位と20位に入ったブックオフコーポレーションの新CMだ。ともに寺田心がブックオフの店員を演じている。
店頭に並んだ衣類や楽器を見て「ブックオフなのに本ねぇじゃん!」などと文句を言う男性客に「いけないの? そば屋がカレー売ってるのに本屋が服とか売っちゃ」と涙を流して訴えたり、娘を連れて来店した女性客に「今こう思いましたね。冗談よしてや。ブックオフが服とか売るって。フックオフやん!……て」とダジャレを交えて彼女の思いを言い当てたりする内容で、取扱商品が本だけではないことを訴求した。
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