米国株はプラス圏、アップルは引け後急落 「1月効果」で相場上昇を予測する声も

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 1月2日、年明けの米国株式市場は軟調な滑り出しから切り返し、主要3株価指数はプラス圏で引けた。写真はニューヨーク証券取引所にて撮影(2019年 ロイター/Shannon Stapleton)

[ニューヨーク 2日 ロイター] - 年明けの米国株式市場は軟調な滑り出しから切り返し、主要3株価指数はプラス圏で引けた。世界的な景気鈍化への懸念が重しとなったが、押し目買いが優勢となった。

ただ引け後には米アップル<AAPL.O>が売上高予想の下方修正を発表。引け後の取引で同社株は8%安となり、S&P株価先物<ESv1>は0.5%安となっている。

市場では年明けに投資資金が回帰する「1月効果」を期待する声が出ている。イベントシェアーズの最高投資責任者ベン・フィリップス氏は「方向感は乏しいが、来週にも1月効果があるとみている。足元(の株式市場)はセンチメントが主導しており、ファンダメンタルズより勝っているようだ」との見方を示した。

財新/マークイットが2日発表した12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が1年7カ月ぶりに節目の50を下回ったことを受け、株価は序盤、下落していた。

エネルギー株<.SPNY>が上げを主導。原油価格の上昇が追い風となった。

一方、ヘルスケア株<.SPXHC>やディフェンシブセクターの不動産株<.SPLRCR>、公益株<.SPLRCU>、主要消費財株<.SPLRCS>.などが下落した。

11業種のうち値上がりは7業種。

バークレイズが時価総額の大きい米銀株が今年上昇しS&P総合500種指数をアウトパフォームする可能性あるとの見方を示したことを受け、銀行株が買われた。

個別銘柄では、米電気自動車(EV)メーカー大手テスラ<TSLA.O>が6.8%安。第4・四半期の「モデル3」の販売台数が市場予想を下回ったほか、EV購入者を対象とする税控除額の減額に対応するため、米国で販売する全ての自動車で値下げを実施すると発表した。

米ゼネラル・エレクトリック(GE)<GE.N>は商いを伴って6.3%高。2018年に50%超の下げとなったため、押し目買いが入っているという。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.10対1の比率で上回った。ナスダックでも2.42対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は約78億株。直近20営業日の平均は91億8000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 23346.24 +18.78 +0.08 23058.61 23413.4 22928.5 <.DJI>

7 9

前営業日終値 23327.46

ナスダック総合 6665.94 +30.66 +0.46 6506.91 6693.71 6506.88 <.IXIC>

前営業日終値 6635.28

S&P総合500種 2510.03 +3.18 +0.13 2476.96 2519.49 2467.47 <.SPX>

前営業日終値 2506.85

ダウ輸送株20種9202.47 +32.07 +0.35 <.DJT>

ダウ公共株15種 701.04 -11.89 -1.67 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1165.30 +10.13 +0.88 <.SOX>

VIX指数 23.22 -2.20 -8.65 <.VIX>

NYSE出来高 10.13億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 19855 + 15 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物3月限 円建て 19815 - 25 大阪比 <0#NIY:>

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