ウエバー社長の最初の野望はかなった格好だが、問題はむしろこれからだ。
まず、2019年1月8日には買収手続が完了する。英国ルールを盾に、反対派が開示を求めてきた統合後の収益予測を開示しない理由はなくなる。買収報道が浮上した2018年3月下旬当時のシャイアー株に対し、6割以上も高い価格で今回の買収を強行した合理性がはたしてあるのか。数字を元にきちんと説明する必要がある。
シャイアー買収により、買収後の新会社の有利子負債は約6兆円に膨らみ、短期的に財務内容が悪化することは否めない。武田側が言う通り、高収益であるシャイアー統合後のキャッシュフローで、3~5年後に「有利子負債/EBITDA(利払い・償却・税金計上前利益)」倍率を買収完了直後の5倍弱から2倍以内に下げられるのだろうか。
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