二階幹事長が激怒したドタキャン騒動の内幕 「自民・国民民主の会合」を巡る食い違い

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
11月8日、国民民主党の新しいキャッチフレーズを発表する玉木代表(写真:共同通信)

「情報をマスコミに漏らしたのは自民党筋。国民民主党が自民党と繋がっていると印象付け、野党共闘を一角から崩していこうとの魂胆があるのだろう。玉木代表が自民党と会っているということなら、立憲民主党の枝野幸男代表は国民民主党との連携にいっそう難色を示すはずだから」

それが自民党の意図したところのものだったなら、今回は成功だろう。

そればかりではない。今回の問題は玉木氏にとって、国民民主党内の求心力を失いかねない由々しき問題になってしまった。たとえ他の会合があったとしても、自民党重鎮たちとの会合を同じ国民民主党の増子氏の誕生会と認識していたのだとしても、声をかけられた以上は代表として短時間であっても顔を出して「義理」を示せば良かったのではなかったか。

ツメが甘かった玉木氏

「頭が良くて人柄もいい。でもツメが甘すぎる」

党内からそういう声が聞こえている。たとえ小さな集団であっても、それがリーダーとして致命的であることは否定できない。

それにしても「玉木氏がドタキャンした自民・国民会合劇」はリアリティのある展開だった。林氏は増子氏から玉木氏が不参加だと聞いたとたん、すぐさま電話で二階氏と連絡をとり、「こちらに来ないでください」と伝えた。それを聞いた二階氏は、別件の会合に参加した後、会場の和食店に来ようとしていたところだったが、そのまま同じホテル内の次の予定に向かったという。この様子を見る限り、ドタキャンだったようにみえる。

「聞く耳はもうない。足で聞いてやる」

その後、記者に心境を聞かれた際に二階氏はこう述べ、玉木氏側からの言い訳を拒否する旨を宣言している。今回の問題は玉木氏にとって不運が重なったとしか言いようがないが、今後の党運営にも大きな影響を与えることになりそうだ。

安積 明子 ジャーナリスト

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

あづみ あきこ / Akiko Azumi

兵庫県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。1994年国会議員政策担当秘書資格試験合格。参院議員の政策担当秘書として勤務の後、各媒体でコラムを執筆し、テレビ・ラジオで政治についても解説。取材の対象は自公から共産党まで幅広く、フリーランスにも開放されている金曜日午後の官房長官会見には必ず参加する。2016年に『野党共闘(泣)。』、2017年12月には『"小池"にはまって、さあ大変!「希望の党」の凋落と突然の代表辞任』(以上ワニブックスPLUS新書)を上梓。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事