アメリカ株反発、S&P500は7営業日ぶり上昇 ハイテク株に買い戻し、ナスダック2%超上昇
[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米国株式市場は反発して取引を終えた。前日まで6営業日続落していたS&P総合500種<.SPX>は約1.4%上昇した。第3・四半期の決算シーズンを控えて買い戻しが見られ、テクノロジー株は1週間にわたる下げから反発した。
S&P情報技術株指数<.SPLRCT>は3.2%高で、3月26日以来の上昇率となった。それでも、週間の下落率は3月末以来の大きさ。
オークブルック・インベストメンツの共同最高投資責任者(CIO)、ジャンナ・サンプソン氏は「高成長企業の株が売られ過ぎとみて、買いが入っている。決算が始まる来週を前に買い意欲が出た」と指摘。
「もし決算内容が良く、貿易を巡る悪いニュースがなければ、この上昇は持続可能だろう。貿易のニュースが不確定要素だ」とも述べた。
テクノロジーセクターは大きく上げ、アップル<AAPL.O>とマイクロソフト<MSFT.O>はそれぞれ3%超上昇。銀行決算でクレジットカード会社の好調な業績が示され、ビザ<V.N>とマスターカード<MA.N>も5%近く上げた。
S&P銀行株指数<.SPXBK>は0.4%安で終了したが、この日の安値からは大幅に戻した。この日はJPモルガン・チェース<JPM.N>、シティグループ<C.N>、ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)<WFC.N>が決算を発表。JPモルガンは利益が予想を上回ったものの1%下落。一方、シティは2.1%、Wファーゴは1.3%それぞれ上昇した。
今週大きく売られたネットフリックス<NFLX.O>とアマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は、それぞれ5.7%と4.0%上昇した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.38対1の比率で上回った。ナスダックでは1.51対1で値上がり銘柄数が多かった。
S&P総合500種構成銘柄を見ると、52週高値を更新した銘柄はなく、52銘柄が新安値を付けた。ナスダック総合構成銘柄では10銘柄が新高値を更新し、234銘柄が新安値を付けた。
米取引所の合算出来高は89億1000万株で、直近20営業日の平均は77億8000万株を上回ったが、出来高が膨らんだここ2日からは大きく減少した。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 25339.99 +287.16 +1.15 25407.6 25467. 25000. <.DJI>
3 55 83
前営業日終値 25052.83
ナスダック総合 7496.89 +167.83 +2.29 7507.84 7516.6 7368.3 <.IXIC>
9 3
前営業日終値 7329.06
S&P総合500種 2767.13 +38.76 +1.42 2770.54 2775.7 2729.4 <.SPX>
7 4
前営業日終値 2728.37
ダウ輸送株20種 10489.29 +92.06 +0.89 <.DJT>
ダウ公共株15種 723.61 +0.24 +0.03 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1253.58 +24.22 +1.97 <.SOX>
VIX指数 21.31 -3.67 -14.69 <.VIX>
S&P一般消費財 865.58 +18.20 +2.15 <.SPLRCD>
S&P素材 337.46 +1.40 +0.42 <.SPLRCM>
S&P工業 621.50 +3.39 +0.55 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 539.23 +2.82 +0.53 <.SPLRCS>
S&P金融 439.16 +0.43 +0.10 <.SPSY>
S&P不動産190.64 -0.13 -0.07 <.SPLRCRE
C>
S&Pエネルギー 540.51 +1.64 +0.30 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 1054.06 +15.35 +1.48 <.SPXHC>
S&P通信サービス 152.11 +3.09 +2.08 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1243.12 +37.98 +3.15 <.SPLRCT>
S&P公益事業 268.80 +0.17 +0.06 <.SPLRCU>
NYSE出来高 10.10億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 22590 - 60 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 22550 - 100 大阪比 <0#NIY:>
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