日経平均103円高、TOPIXは小反発にとどまる 中国貿易統計の輸出の伸びが安心材料に
[東京 12日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発した。米国株式が続落した流れを受けて大幅安で始まったものの、昼休み時間中に発表された9月の中国貿易統計で輸出が予想を上回る伸びとなったことが安心材料となった。その後、中国株や米株価指数先物が堅調に推移したことにも支援されプラス転換した。
きょうは10月限日経平均オプションのSQ(特別清算指数)算出日で、先物やオプションを絡めた需給要因もあり、朝方には下落幅が一時260円を超えたがその後、下げ幅を急速に縮めた。直近売り込まれていたファナック<6954.T>や東京エレクトロン<8035.T>などに買い戻しやバリュエーション面での見直し買いが入り指数を支えた。
前場の取引で下げ渋っていたところに9月中国貿易統計でドル建て輸出が前年比14.5%増と予想を上回る伸びになったことが伝わり「米中の貿易戦争が数字に表面化していないということでリバウンドした」(SBI証券の投資調査部長、鈴木英之氏)との声が出ていた。
後場には中国株や米株価指数先物が堅調に推移するのを眺めてプラス圏に浮上。週末前のポジション調整で買い戻しも入って、大引けにかけて上昇に勢いがついた。
TOPIXは0.03%高と小幅に反発。業種別では、その他製品、機械、情報通信などが値上がり率上位にランクイン。半面、保険、陸運、電気・ガスなどが売られた。
東証1部の騰落数は、値上がり1130銘柄に対し、値下がりが926銘柄、変わらずが53銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値 22694.66 +103.80
寄り付き 22323.43
安値/高値 22323.43─22711.13
TOPIX<.TOPX>
終値 1702.45 +0.59
寄り付き 1689.50
安値/高値 1687.18─1704.97
東証出来高(万株)168884
東証売買代金(億円) 33416.54
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