玉城デニー圧勝、選対幹部が明かす深い理由 佐喜眞陣営は、本土頼みで自滅した
沖縄主体の選挙戦を展開した玉城陣営に対し、中央とのパイプを明確にして"自滅"した佐喜眞陣営。予想以上の票差の背景には、こういった事情があったのだ。
そして玉城氏陣営が9月22日に那覇市で開いた集会で、翁長前知事の妻、樹子(みきこ)さんがマイクを握り、「政府の権力を行使して沖縄県民を押しつぶそうとしている」と訴えたことも大きかった。
選対幹部はこうも語った。
若い人が奮闘した玉城デニー選対
「デニー選対は、若い人がよく頑張った。佐喜眞選対にも若い人がいたが、こっちはみんなボランティア。給料もらったり、動員かけられたりして来ているわけではない。熱心さが違ったと思う。デニー選対の青年局は、翁長知事の息子の雄治(たけはる)くんが局長で、SNS班がネット選挙を盛り上げた。それがデニーさんの勢いにつながった」
玉城新知事には、公約である「辺野古移設阻止」という難題が待ち受けている。若者たちと一緒に、“官邸の壁”を超えることができるのか。
(文:AERA dot.編集部/西岡千史)
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