台湾スイーツ「豆花」が新宿に上陸したワケ 「ミロード」リニューアルに合わせ日本初出店

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

マンゴーはもちろん冷凍でなくフレッシュなものにこだわっているため、8月末ぐらいまでの季節限定となる。また、定番メニューの「バナナ豆花」(980円)にも、入手できる時期には台湾バナナを使っているそうだ。

ピーナッツ豆花(温)580円(写真:フークル)

また、ピーナッツや小豆、黒ごまのシンプルな豆花はもっと親しみやすい価格で、580円から780円となっている。こちらのほうが台湾の伝統的な豆花に近く、また温めて提供できるものもある。フルーツの豆花がパフェ的なハレの日のスイーツなら、シンプルな豆花は日常のおやつと言えそうだ。豆花を毎日でも食べたい、という人なら、こちらを好むかもしれない。

騒豆花は日本に初上陸だが、実は豆花というスイーツ自体は、すでに日本には紹介されており、専門で提供している店舗も何店かある。500円程度のベース豆花に、好きな具材をトッピングして楽しめる店もあるようだ。

2号店以降の店舗展開は?

フークルのような企業が現地の人気店と契約してマスターフランチャイズ権を取得したとなると、より大きな規模で展開することが予測される。とはいっても、パンケーキの店については5年間で8店舗なので、着実な店舗展開を行う企業なのだろう。「今はまずこの店でしっかりお客様に価値を伝え、その反応を見てみたい。2号店以降についてはまだ考えていない」(小峯氏)とのことだが、もしこの店舗が成功すれば、同店だけでなく豆花というスイーツがジャンルとしてより広まっていくかもしれない。豆花は日本に紹介されてきた他のスイーツと異なり、味として新しい。また大豆食品でヘルシーという魅力もある。味の再現が難しいのが難点だが、本格的なものでなければ、家庭でも似たようなものはできるらしい。「アサイー」のように、豆花が席巻する日が来るのかもしれない。

圓岡 志麻 フリーライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

まるおか しま / Shima Maruoka

1996年東京都立大学人文学部史学科を卒業。トラック・物流業界誌出版社での記者5年を経てフリーに。得意分野は健康・美容、人物、企業取材など。最近では食関連の仕事が増える一方、世の多くの女性と共通の課題に立ち向かっては挫折する日々。contact:linkedin Shima Maruoka

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事