アマゾンが宅配会社の起業を支援するワケ

宅配サービスを強化する戦略の一環

 6月27日、米アマゾン・ドット・コムは、小規模の宅配事業の起業を支援すると発表した。宅配サービスを強化する戦略の一環。「アマゾンプライム」のロゴマークのついた配送車両を発表するクラーク副社長。シアトルで撮影(2018年 ロイター/Lindsey Wasson)

[シアトル 27日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は27日、小規模の宅配事業の起業を支援すると発表した。宅配サービスを強化する戦略の一環。

同社は会見で「アマゾンプライム」のロゴマークのついたダークグレーの配送車両を発表。起業家には魅力的な条件で車両をリースすると表明した。制服のほか、給油プランや保険プランなども提供する。

税金や人件費など小規模事業の起業家が直面する問題について説明会を開催する方針も示した。

宅配大手のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)<UPS.N>やフェデックス<FDX.N>にとっては、競争相手が増えることになる。

アマゾンによると、一定の基準を満たせば、最低1万ドル(ドライバーの人件費を除く)から起業が可能。「配送車両が40台の場合、年間30万ドルの利益を上げることも可能」(同社幹部)という。

同社幹部は、ドライバー100人程度を雇用して20─40台の配送車両を展開することを想定していると表明した。

起業家に付与するインセンティブの詳細には触れなかった。配送料についても、配達1件ごとに支払うのか、配送距離に応じて支払うのか、月額定額なのかを明らかにしなかった。

「アマゾンプライム」のロゴマークのついた配送車両は、アマゾンで購入された商品の配送のみに使用できるとしている。

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