「コロンビアの皆さんには本当に申し訳ない」 アジアのチームが初めて南米チームに勝った

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39分にはコロンビア代表フアン・キンテロ選手の巧みな低いフリーキックで同点になるが、73分には大迫勇也選手がマークしている選手を飛び越えてコーナーキックを頭で合わせた。

73分、ヘディングで決勝ゴールを決めた大迫勇也選手(写真:REUTERS/Damir Sagolj)

「試合開始3分で重要選手の一人が退場となったのは厳しかった」と、コロンビア代表監督ホセ・ペケルマンは報道陣に語った。

コロンビア代表は世界ランク16位に対し、日本代表は世界ランク61位であり、南米の勝利が期待されていた。

2014年のブラジルワールドカップで同じ対戦国に4-1で破れていた日本にとっては痛快なリベンジとなったが、数々のチャンスをものに出来ず早くに試合を決定づけることができなかった。香川選手と大迫選手は、もう一歩のところで前半でリードを奪うまではいかなかった。

「選手たちには後半も動き続けてポジショニングで優位に立つようハーフタイムで伝えた」と、日本代表の西野朗監督は述べた。

「前でプレーする選手の体力を奪うことができたのはよかった。この結果は価値がある。運は重要だがそれだけでは勝てない。」

人数の優位

人数の多い日本の中盤が優勢であることを受け、コロンビアのペケルマン監督はフアン・クアドラード選手を試合開始30分ほどで外し、守備的ミッドフィルダーのウィリアム・バリオス選手に交代させた。

この交代によりコロンビア代表は試合の足掛かりを得て、得点者でありキャプテンであるラダメル・ファルカオ選手がより試合に参加できるようになった。

前回のブラジルワールドカップは負傷により出場出来ず、初めてのワールドカップ出場となったファルカオ選手は、オーバーヘッドクロスに足を合わせようと体を精一杯伸ばして貪欲さを示したが、ゴールキーパーを打ち負かすほどのパワーはなかった。

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