爆発的な結果を出す人は「3カ月」を意識する

「時間の使い方」はグーグルで学んだ

また、freeeという会社単位では向こう3カ月の目標と行動を、「OKR(Objectives and Key Results)」という指標によって管理しています。

これは、Objective(目的や大目標)を設定し、それに向かってものごとが進捗しているか、あるいはそれが達成されているかどうかを判断できるような、なるべく定量的に表現できる Key Results (結果指標) をセットし、その達成を目指してものごとを進めていく管理手法です。

優先度が高いミッションを自覚し、OKRを意識しながら主体的に行動することが目標達成のカギとなります。さらにその3カ月を振り返り、次の3カ月のテーマを決める。その積み重ねが、より大きな目的に近づくためのプロセスになります。

・自分でコントロールできるゴール(目標)を設定する

3カ月間に設定するゴール(目標)に自分にコントロールできない部分があると、達成するために何をやるべきかが見えず、とにかく頑張るしかなくなってしまいます。たとえば、営業担当の人なら「売上目標100万円」という目標にはお客様次第の部分も多いのが現実でしょう。

目標を達成する見通しが立たない状況に翻弄されるのは、気持ちのいいものではありません。この場合は一歩手前の「クライアントへの訪問件数20件」などの、自分がやるべきことに的を絞った行動目標を設定するべきです。

「何に」「どれくらい」取り組めばいいのかが明確な目標があれば、行動に移すイメージが描きやすく、実現する可能性が高まります。

複数テーマの同時進行は、言い訳を生むリスクが

・プロジェクトは同時並行せず一点集中

これは、プロジェクトを確実に進めるためのポイントの1つだと考えています。とくに3カ月で何らかの成果を出すには、1日あたりそれなりの時間を注ぐ必要があります。高度な思考を伴うものや、新しい価値を生み出す場合はなおさらです。

複数のテーマを同時並行で進めようとすると、お互いのプロジェクトを言い訳にしてそれぞれが進まなくなる可能性が高くなります。

3つのプロジェクトがあるとすれば、「Aをやろう、いや調子が悪いからBにしよう、でもやっぱりCが先だな」という具合です。「どれにも集中していない」というムダな時間を過ごすことになりかねません。そのくらい人間は本来怠け者だと心得ておくほうがいいかもしれません。

もし、どうしてもいくつかのテーマを並行せざるを得ないなら、「Aが忙しかったから、Bはできませんでした」という状況だけは避けなければなりません。細かく計画をつくるなり、進捗を確認するためのマイルストーンを立てるなりして、「今すべきこと」に集中するための工夫が必要でしょう。

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