同性婚用ケーキの製造拒否は「信教の自由」

米最高裁が7対2で店主を擁護する判断

 6月4日、米最高裁は、信仰上の理由から2012年に同性婚カップルのためのウェディングケーキ製造を拒否したキリスト教徒のケーキ店主(写真)を擁護する判断を7対2で下した。写真は昨年9月撮影(2018年 ロイター/Rick Wilking)

[ワシントン 4日 ロイター] - 米最高裁は4日、信仰上の理由から2012年に同性婚カップルのためのウェディングケーキ製造を拒否したキリスト教徒のケーキ店主を擁護する判断を7対2で下した。

4人のリベラル派判事のうち2人が、5人の保守派判事に同意し、賛成が7人となった。

この問題を巡っては、店主が居住するコロラド州の人権委員会が、人種、性別、婚姻歴、性的指向に基づくサービス拒否を企業に禁じている反差別法に抵触すると主張。裁判所は、人権委は宗教に対して容認しがたい敵対心を示したと判断し、憲法修正第1条に定められた宗教上の権利を侵害したと結論付けた。

ただ、宗教を理由に反差別法の例外を認める条件についての最終判断は避けたほか、ケーキを焼くことが憲法で擁護されている言論の自由の保障の対象となる表現行為と言えるかどうかなど、重要な争点に言及しなかった。

この訴訟にはトランプ政権も店主寄りの立場で関与しており、判決を歓迎。セッションズ司法長官は「(憲法)修正第1条は、信仰に基づいて政府が市民を差別することを禁止している」との声明を発表した。

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