グーグルが握っているあなたの「個人情報」 情報量はフェイスブックよりずっと多い

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グーグルやフェイスブックといったテクノロジー企業は、とてつもなく大きなパワーを持っている。それは、彼らが保有する個人情報の量と比例する。だから、これらの企業が持つあなたの個人情報を定期的にチェックして、取捨選択することを強くお勧めする。

自分のデータをすべてダウンロードする

以下に、私がこれをグーグルでやった経験をご紹介しよう。

グーグルにある自分のデータをダウンロードするためのツールは、「グーグル・テイクアウト(Google Takeout)」と呼ばれ、ブラウザからアクセスできる(google.com/takeout)。このページでダウンロードしたい情報を選ぼう。全部を選ぶこともできるし、一部(グーグル・マップのうちロケーション履歴、Gmailの特定の相手とのやり取り、YouTubeの視聴履歴、グーグル・フォトにアップロードした写真、など)を選ぶこともできる。

こうしてデータのアーカイブができたら、それをダウンロードしよう。ただしこれはかなり大きなファイルになる可能性が高い。私の場合、8ギガバイトになった。音楽なら2000時間分だ。アーカイブの作成をリクエストしてから、ダウンロードするためのリンクがグーグルからメールで送られてくるまでに約半日かかった。

さっそくアーカイブを開いてみると、特筆すべき点は3つあった。

<1>「マイ・アクティビティ」フォルダー

マイ・アクティビティ(My Activity)というフォルダーでは、グーグルのサービス(Android、グーグル・マップ、グーグル・ニュースなど)での活動履歴を概観できる。

このうち「広告(Ads)」というサブフォルダーには、私のウェブ閲覧履歴があった。グーグルのサービス経由で訪問したサイトだけでなく、ツイッターから飛んだページや、テキストメッセージのリンクをクリックして開いたサイトも含まれていた。

グーグルによると、多くのウェブサイトに掲載される広告は、グーグルのネットワークを通じて掲載されているため、こうしたウェブサイトを訪問すると、グーグルが集めているユーザーの個人情報に記録されるのだという。

それでも、この事実をユーザーに隠しているよりは、きちんと知らせたほうがいいだろうと、グーグルは言う。グーグル・テイクアウト開発チームのトップだったブライアン・フィッツパトリックは、「企業はユーザーの個人情報を集めている。これはそれを正直に示す方法にすぎない」と語る。

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