グーグルが握っているあなたの「個人情報」 情報量はフェイスブックよりずっと多い
もっともな意見だが、それなら「広告」ではなく「閲覧履歴」というサブフォルダー名にしてくれたほうがわかりやすいのではないか。
<2>「アンドロイド」サブフォルダー
「マイ・アクティビティ」フォルダーで「アンドロイド(Android)」と題されたサブフォルダーには、私が過去3年間に開いたアンドロイド・アプリの履歴(日時を含む)が記録されていた。グーグルはこの情報に基づき、「おすすめアプリ(app suggestions)」機能を最適化している。
たとえば、もしあなたがいつも昼食時間にインスタグラムをチェックしているなら、お昼の12時半頃に、スマホの画面にインスタグラムのショートカットが表示される、といった具合だ。
これには感心すると同時に、そんなことまで追跡されているなんて気味が悪いと私は思った。それにアプリ使用履歴を3年分も保管しておくなんて、ちょっと長すぎる。そこで私は、おすすめアプリ機能をオフにすることにした。
「グーグル・テイクアウト」とは
【2018年6月7日14時45分追記】記事初出時には、「.JSONという奇妙な拡張子」「聞いたこともない拡張子」とありましたが、原文と乖離した訳となっておりましたので、中見出し及び本文内の表記を訂正致します。
<3>.JSONという拡張子
グーグルからダウンロードしたファイルの多くは、開くのも読み込むのも難しい奇妙なフォーマットだった。たとえば、いくつかのファイルは「.JSON」という拡張子を含んでいた。筆者のグーグルマップのロケーション履歴も.JSONファイルに収められており、そこには難解なGPS座標や時間情報が表示されていた。
グーグルの説明によると、「グーグル・テイクアウト」は、ユーザーが自分のデータを削除すると同時に、別のシステムで活用しやすいフォーマットになっている。.JSONのような拡張子のファイルは、そのデータをほかのアプリやツールで使えるようにした一般的なフォーマットなのだという。
納得のいく説明だが、ユーザー自身が理解しやすいフォーマットにすることも重要ではないのか。