東横線跡の新施設は渋谷をどう活性化するか 渋谷から代官山へ結ぶ東急の新プロジェクト

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東横線渋谷駅ホームの象徴であった”かまぼこ屋根”(写真:東急電鉄)

渋谷駅周辺で東急電鉄が中心となって進める渋谷駅周辺再開発プロジェクトのうち、今年秋に開業予定である「渋谷ストリーム」と「渋谷代官山Rプロジェクト」(仮称)の最新情報発表会が5月24日に行われた。同発表会では、渋谷ストリームの開業日が今年9月13日であることや、その商業ゾーンの詳細、渋谷代官山Rプロジェクトの正式名称が「渋谷ブリッジ」に決定したことなどが発表された。

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また、発表会に引き続き、現在、建物が8割ほど完成し、内装工事に入っている渋谷ブリッジのA棟、B棟の建物内の様子が公開された。

本稿では、東急電鉄より発表された情報をもとに施設の概要を紹介するとともに、施設オープンによる今後の渋谷の街づくりへの影響や、どのような経済効果がもたらされるのかなどを考察したい。

なお、渋谷駅周辺再開発プロジェクトの全体像については、当オンラインの2018年2月18日付記事(渋谷「複雑・歩きにくい」は再開発で解決する?)を参照いただきたい。

渋谷から代官山へ人の流れを作る

2017年4月にすでに開業した「渋谷キャスト」に続き、渋谷駅周辺では6つの大規模再開発プロジェクトが現在進行している。このうち渋谷ストリームと渋谷ブリッジは東横線の地下化に伴い創出された渋谷駅―代官山駅間の線路跡地を活用しているのが共通点だ。

かつての東横線渋谷駅ホームの象徴であった”かまぼこ屋根”は首都高渋谷線を挟んで南側まで続いていたが、その首都高南側のホーム跡地の一部と線路跡およびその周辺地区に建設が進められているのが渋谷ストリームだ。1階から3階は商業施設、4階はホテルフロント・ロビー・ラウンジ等、9階から13階はホテルが入居し、14階から35階を占めるオフィスの全区画にグーグル社が本社機能を移転することが決定した際には、大きな話題となった。

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