中国航空機事故、副操縦士の「半身」が機外に

操縦室の窓が突然吹き飛ぶ

 5月15日、14日に中国中部の重慶からチベット自治区の首都ラサに向かっていた四川航空のエアバスA319型機で、操縦室の窓が突然吹き飛び、副操縦士の半身が機外に吸いだされる事故が発生した。写真は緊急着陸した飛行機を調べる検査官(2018年 ロイター)

[上海 15日 ロイター] - 14日に中国中部の重慶からチベット自治区の首都ラサに向かっていた四川航空のエアバスA319型機で、操縦室の窓が突然吹き飛び、副操縦士の半身が機外に吸いだされる事故が発生した。

同機は、劉伝健機長の手動の操縦により、成都の国際空港に着陸。ソーシャルメディアでは機長を英雄と称える投稿が相次いでいる。

機長は地元紙に、機体が3万2000フィートの巡航高度に達したとき、コックピットで大音響が発生して気温と気圧が急激に下がり、右側の窓枠が吹き飛んで無くなっているのが見えたと語った。

同紙は機長の発言として「警告サインはなかった。窓枠が突然割れて、爆音がした。次に分かったのは、副操縦士が半身を外に吸い出されているということだった。操縦室のものがすべて宙に浮き、機器が機能しなくなり、無線が聞こえなくなり、激しい揺れで計器が読めなくなった」と伝えた。

中国民用航空局(CAAC)は、「副操縦士はシートベルトを着用しており、機内に引き戻された。引っかき傷を受け、手首を捻挫した」と報告。降下の際もう一人の乗務員も負傷したと付け加えた。乗客119人に負傷者は出なかったという。

CAACは、フランスの航空事故調査局(BEA)とエアバス社が中国に調査員を派遣するとしている。

鳥の衝突や落雷で航空機の窓枠が破損する事例は過去にも発生しているが、窓枠全体が外れる事例は稀。

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