アップル、「1兆ドル企業」へカウントダウン 背後からは好業績のアマゾンが猛追

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アップルは新型旗艦機種「iPhone(アイフォーン)X(テン)」の期待感から株価が過去1年間に24%上昇したが、価格が1000ドルのアイフォーンXの需要は投資家の期待を裏切り、強気の投資家が注目しているのはアップルの株主還元策だ。

一方、アマゾンはオンライン販売やIT(情報技術)部門のクラウド移行などで売上高が31%増加したことが支えとなり、株価がこの1年間で70%急伸した。

アマゾンは音楽や動画コンテンツの販売などの分野でグーグルの親会社アルファベット<GOOGL.O>やアップルと競合している。

3位はアルファベット、4位はマイクロソフト

現在、米上場企業の時価総額3位はアルファベット(7650億ドル)、4位はマイクロソフト(7490億ドル)だが、アマゾンはこの2社を2月中にあっさりと抜き去った。

この4社に時価総額5位のフェイスブック<FB.O>を加えると、時価総額はS&P総合500種構成企業(24兆ドル)の実に15%に達する。

株価は過去上昇が未来の動きを保証するわけではなく、アップルやアマゾンの近年の株高のペースは多くの基準に照らして別格だ。

しかしアップルはもし株価が過去1年間と同じペースで上昇し続ければ、9月に時価総額が1兆ドルに達する。一方、同じ条件ならアマゾンが1兆ドルに乗せるのは10月で、その後すぐにアップルを抜くだろう。

この条件でマイクロソフトが1兆ドルに達するのは2019年初頭、アルファベットは2020年となる計算だ。

もっともアナリストは4社の株価についてそれほど楽観的ではない。トムソン・ロイターのデータによると、中央値で見たアップルの1年後の株価予想は足元から6%高い200ドルで、時価総額は9830億ドル。

同様にアマゾンの1年後の株価予想は15%高の1850ドルで、時価総額は8980億ドル。マイクロソフトは12%高の8450億ドル、アルファベットは16%高の8840億ドルで、いずれも1兆ドルには届かない見通しだ。

(Noel Randewich記者)

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