――アベノミクスをどう総括しますか。
大胆な金融緩和でマネタリーベースが増え、円が安くなった。輸出企業は儲かり、インバウンド需要が増えた。お買い得な日本の株が外国人に買われて、株価が上がった。大胆な金融緩和は、今までと違うショック療法みたいなところがあって、それが非常に効いている。アベノミクスの効果だけではないが、有効求人倍率も47都道府県で1を超えた。これらは起こるべくして起きている。いいことだ。
――ここから先、やるべきことは。
アベノミクスで閉塞感のある状況は脱した。こうして作った踊り場で、構造改革をいかに進めるか、だ。具体的には人口急減という、今までの経済学の教科書に書いていないことが起きる。推計によると、日本の人口は2100年には5200万人、200年経ったら1391万人、300年経ったら423万人へ急減する。一方で過去50年に65歳以上人口は6倍、85歳以上人口は26倍、100歳以上の人は429倍に増えた。人類が経験したことのない時代に入る。それを前提にした社会システムにどう変えていくかが問われる。
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