北朝鮮ぶっ叩きサイトが突如閉鎖された事情

資金を提供していたのは韓国の諜報機関?

FHRNK(「北朝鮮の自由と人権」)のサイトにアップされていた風刺画(現在は閉鎖されている)

反北朝鮮を掲げる"ロサンゼルスに拠点を置く非営利目的の"謎めいたウェブサイト「北朝鮮の自由と人権(FHRNK)」とその情報を拡散していたソーシャルメディアアカウントが先週、ほぼすべて削除されていたことを「北朝鮮ニュース(NKニュース)」が確認した。

東洋経済オンラインは北朝鮮情報の専門メディアとして定評のあるNK Newsと日本語訳の独占配信契約を締結。毎月約10本の記事を厳選して紹介していきます。

日本語、中国語、ロシア語に翻訳されて再投稿していたアカウントも含めて、そのほとんどは、閉鎖されいるか、一時的にアクセスできなくなっている。反北朝鮮コンテンツが削除されているような場合もある(なぜかインスタグラムの@kimjongun6666やツイッターの@zinkenなど、同ネットワークのオリジナルアカウントのいくつかはそのままオンラインに残っている)。

サイトとアカウントの突然の閉鎖は、NKニュースが、FHRNKのサイトとソーシャルメディアアカウントのネットワークが何年もかけて多数の反北朝鮮コンテンツを世界に拡散しようとしている取り組みに注目した記事を配信してからおよそ1か月後に起きた。

プロレベルの制作が行われていた

「バレたんだ!」と英国で活動するスペイン国籍のJ.D.ホアン氏は今回のニュースについて語った。ホアン氏は非営利団体といわれるFHRNKの意図に疑問を持つまでは、無償でFHRNKの翻訳を手伝っていた。

FHRNKのトップページのスクリーンショット(2018年2月)同サイトはすでに削除されている

「彼らは何かを隠していたのだと思う。それが何かはっきりとはわからないが、納税者からの資金を流用していたのかもしれない」とホアン氏は削除の理由を推測した。

FHRNKグループが2015年5月〜2018年3月にかけて配信していた動画、風刺画、グラフィックスは、プロレベルの手の込んだ制作が行われていたことは明らかだった。これには、かなりの財政支援が必要だった可能性が高い。ところが、FHRNKグループはコンテンツの効果的な配布についてはほとんど努力を払わなかったし、NKニュースからの情報リクエストに対しても一度も応答しなかった。

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