「米国帰りの41歳女性」が婚活で苦労する理由 仕事に対しては強気でガンガンいけるのに…

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「ご紹介するのは、やぶさかではないですよ。自己肯定感を上げるプログラムに参加するのは、もちろんご自身のためになると思います。ただ自己肯定感が上がったからといって、結婚できるわけではない。それは、イコールではない。もし結婚したいなら、自己肯定感を上げることも大事だけれど、それよりも前に、今の自分が何をしたらいいのか、何が無駄なのかを整理してみるとよいのではないですか?」

本当に結婚したいのなら

婚活には、正解がない。いつ“結婚”というゴールにたどり着くことができるのかは、わからない。だから、婚活疲れを起こしている人たちの誰もが迷路に迷い込むと、そこから抜け出すためにさまざまな方法を模索しだす。

“藁にもすがる”ということわざがあるが、占い師のところに駆け込み、占いにハマってしまったり、パワースポットや婚活神社巡りをしたり、大枚はたいてモテ塾に入塾したり……。何か婚活に関連する行動を起こすことで、安心感を得ようとする。

占いで、「夏までは出会いがないけれど、秋から運命の相手に出会える周期に入る」といわれれば、今うまくいっていない現状にも安堵するだろう。パワースポットに出向き御神木の前で手を合わせたり、婚活神社で縁結びのお守りを買ったりするのも同様だ。また、モテ塾で相手の口説き方を学べば、次に恋愛したときには、きっとうまくやれる自分になれると思い込む。

もちろん、行動を起こさないよりは、何かの行動を起こしたほうがいいに決まっている。不安に苛まれているより、安心感を得たほうがいい。

だが、本当に結婚したいのなら、リアルに出会っていくことが遠いようで、いちばんの近道なのだ。失敗続きでつらい思いをしても、めげずに出会い続ける。それも遊び目的ではなく、“結婚をしたい”と本当に思っている人たちに会っていくことが大切だ。

そして繰り返し言うが、そのためには出会う場所を選別することだ。男女の単なる出会いを主流にしているようなアプリでは、結婚相手を探すことは、広大な砂漠の中に埋まっているダイヤモンドを探し当てるようなものだ。

また、出会ったときにその相手の人間性を見極める目を持つことが、いちばん大切なのではないだろうか。

鎌田 れい 仲人・ライター

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かまた れい / Rei Kamata

雑誌や書籍のライター歴は30年。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も。『週刊女性』では「人間ドキュメント」や婚活関連の記事を担当。「鎌田絵里」のペンネームで、恋愛少女小説(講談社X文庫)を書いていたことも。婚活パーティーで知り合った夫との結婚生活は19年。双子の女の子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイトはコチラ

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